No16
🕺💃都会に憧れて、田舎を出て行ってはみたものの、いつしか人工的な都市より
自然一杯の島に帰りたくなった男。
その男と家族をきずいたが、あくまで田舎と南国の、紫外線が嫌いな女。
🤷‍♂️もっとも、私の方も"身勝手な話ではあった。
その都度、自分の都合に合わせてくれる、配偶者など、この世にそうそういるもので
は無いのであろう。
💆それでも、考えてみればここ十五年程で、女房殿もだいぶ軟化してきた様に思う。
以前であれば、「田舎に帰るのなら、一人で帰って」と身もふたもない、三下り半的
な話しだった。
が最近は「たまに、様子見くらいは、行ってもいいよ」とのお言葉だ。
誠に、有り難き変化の兆しである。
👨‍💼かつて、サラリーマン時代の頃、滅多に誉めない上司に言われた事がある。
「なんだかんだ言って、結局最後はお前の意見が、社内方針となるな〜!」
そうだ、私の唯一誉められるとこは、それぞれの良いところ取りで、皆んながまるーく
おさまる。全くもつて、欲張りな奴なのだ。
🙇たいした、説得力も無いくせに、双方とも捨てがたしで「二兎を追う者は二兎をも
得る」昔の諺にある「鋭き者も、鈍き者も捨て難し。錐と鎚に使い分けねば」
のそれである。
二つの相矛盾するものを、同時進行にて、双方を活かす。
此れが私の、人生哲学生きる知恵なのだ。