🐐ピカソの描いた山羊の絵の目を見てると、じいちゃんの飼っていたヤギを
思い出す。
お祝い事のある前日、浜に連れ出されて行き、眉間を斧で力一杯叩かれる。
そして息を引き取る時に見た、あのヤギの目を!
瞳孔が長方形で、しかも瞼と平行になっている。
"メエー"と悲しい声を発し、最後はその両方が閉じられていく。
🍖だがしかし、子供の心は本当に残酷だ❗️
解体されている時に、拳大のまだ生温かい肉片を貰い、自分で針金に刺して
ゆく。それを焚き火にかざし、焼いて食べたあの肉の味は🥓いまだにわすれ
られない。
何もつけずに食べた、シンプルな本来の食材の味。
その後、あれ程美味しい肉の味を、口にした事がない様な気がする。
🎡田舎での高校を卒業し、東京へと旅立つ時に言われた母の一言!
"あんたの稼ぎでは、今までの様に伊勢海老をお腹いっぱい食べれないんだよ"
その時は、伊勢海老がそんなに高いわけがない、と本気で疑っていた。
しかし、上京してその事を理解できるまでに、多くの時間はかからなかった。
🏟東京での生活は、見るもの聞くもの毎日がエキサイティングで、ワクワク
ドキドキの連続であった。
それから、このときも同じように二十数年の時が流れて行く頃である。
逆に、田舎の生活でも特に食生活がいかに贅沢であったのかを、ひしひしと
感じるようになった。